楽天モバイル、「無料サポータープログラム」を2万人追加--「Rakuten Mini」も販売へ

 楽天モバイルは1月23日、MNOサービスに向けたユーザーテストプログラム「無料サポータープログラム」の2次募集を開始したと発表した。

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 これは、MNOサービスの本格運用を前に、通信環境などについて品質テストやアンケートへの回答が必須となる代わりに、3月31日まで音声・データ通信サービスが無料になるというプログラム。今回、SMSやメッセージング、通話が利用できる自社アプリ「楽天 Link」のベータ版を全ユーザーに提供する。

 申込期間は1月23日から2月3日まで。募集人数に達し次第終了となる。利用期間は1月23日から3月31日まで。対象ユーザーは、東京23区、大阪市、名古屋市、神戸市在住の満18歳以上の人(新規、MNPともに受付)。ウェブ以外に、東京3店舗、名古屋、大阪、神戸にある合計6店舗でも受け付ける。

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募集要項

 利用には、楽天ネットワーク指定端末を同時購入することで、1万8000ポイントを付与をするほか、毎月レポートを送ることで1000ポイントを付与するという。なお、条件としては、楽天が準備するモバイルアプリ「楽天Link」を使用することが挙げられる。

 同社では、4月のMNO本格サービス開始を表明しているが、具体的な日時や料金プランについては公表を避け、改めて案内するとしている。もし、4月1日でのサービス開始が難しくなった場合は、無料サポータープログラムを延長し、空白期間が出ないように調整するとしている。

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主なスケジュール

 また、12月10日には通信トラブルが発生。原因として、西日本Central Data Center内に設置された課金制御機器にて、データベースロック処理の不具合によるデッドロック(2つ以上のソフトがお互いの処理を待ちあった結果、処理が停止する状態)が発生したためとしている。楽天モバイル代表取締役社長の山田善久氏は、「今後は、過負荷試験をより徹底して4月を迎えたい」と述べた。

たった79gのオリジナルスマホもようやく販売開始

 また、同社初のオリジナルスマホ「Rakuten Mini」も、無料サポータープログラムの二次募集に合わせて販売開始する。79gの小型軽量モデルで、おサイフケータイも利用可能。スペックもスマートフォンとしては不足ないもので、3.6インチHD液晶、Snapdragon 439(オクタコアプロセッサ)、RAM 3GB、ストレージ32GB、バッテリー1250mAh、メインカメラ1600万画素、IPX2/IP5Xの防水機能を備える。ちなみに、SIMスロットはなくeSIM専用モデルとなる。価格は、税込2万1800円だ。

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オリジナルスマホ「Rakuten Mini」も販売へ

 無料サポータープログラム開始時は、白と黒の2パターンのみ取り扱うが、4月のサービス本格開始時には、楽天のコーポレートカラーをイメージした「クリムゾンレッド」が加わるという。なお、Rakuten Miniは楽天モバイルのオリジナル設計だが、開発製造は中国ODMメーカーのTinno Mobileが担当している。

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79gと軽量なのに一通りのスマホ機能を持つ「Rakuten Mini」
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4月の本格サービス開始時には中央の「クリムゾンレッド」も追加する。なお、写真はプロトタイプで色含め製品版とは異なる可能性があるとしている

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