Amazonは米国時間1月22日、「Amazon Music」の利用者が世界で5500万人に達したことを明らかにした。Financial Times(FT)が報じていたように、「Apple Music」の会員数に大きく迫ることになる。Apple Musicは2019年6月時点で会員数が6000万人超となっていた。Amazonが発表した数字には、メンバーシップ特典としてAmazon Musicのサービスを無料で利用できる「Amazon Prime」会員、「Amazon Music Unlimited」と「Amazon Music HD」の加入者、広告付き無料版などの利用者が含まれている。
Amazonの広報担当者は米CNETに対し、Amazon Music利用者の「圧倒的多数」がいずれかの有料サービスに加入していると話した。Appleの発表している加入者数には、無料トライアルのアカウントも含まれている。
Amazonによれば、Amazon Music Unlimitedの加入者数は2019年に50%以上増加した。さらにAmazonは、Amazon Musicの5000万件を超える楽曲を高音質で再生可能なAmazon Music HDも展開し、SpotifyやApple Musicとの差別化を図っている。
Amazon Primeの加入者は、メンバーシップ特典として、200万曲をAmazon Musicで聴くことができる。また、月額7.99ドル(日本では780円)を追加で支払えば、Unlimitedプランにアップグレードできる。月額3.99ドル(日本では380円)で、1台のEcho端末限定でAmazon Music Unlimitedを利用できるプランもある。Amazon Music HDは、Prime会員は月額12.99ドル(日本では1780円)からとなっている。
Amazon Musicは加入者を順調に増やしているものの、2019年10月時点で1億1300万人の利用者を抱えるSpotifyに追いつくには、まだまだ先は長いと言える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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