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Uber創業者のカラニック氏、社外取締役退任へ--保有株式売却をほぼ完了

Dara Kerr Oscar Gonzalez (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年12月25日 08時04分
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 Uberの共同創設者で元最高経営責任者(CEO)のTravis Kalanick氏が、2019年末で同社の取締役を退任する。同氏は11月初旬以降、保有していたUber株式のほぼ全てに当たる25億ドル(約2700億円)相当を売却していた。

Travis Kalanick氏
Travis Kalanick氏
提供:James Martin/CNET

 Kalanick氏は2017年、同社に投資していた主要株主5社から退任を迫られ、UberのCEOを辞任。それまでの数カ月間、同社は相次ぐスキャンダルに見舞われていた。Kalanick氏がUberのドライバーを罵倒するドライブレコーダ映像が公開され、#DeleteUberの抗議活動が起こり、セクハラを容認する無秩序な企業文化が告発され、自動運転技術を盗んだとしてWaymoに提訴された。

 Kalanick氏がUberのCEOを辞任したのは2年以上前だが、同氏はその後も社外取締役として影響力を持ち、また1億株近いUber株式を保有していた。

 しかし、米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、同氏はUberの新規株式公開(IPO)のロックアップ期間が11月6日に終了した後、自らの保有株式の94%(9200万株超)を36回に分けて売却し、約25億8000万ドル(約2800億円)相当を手にしたという。

 Uberは5月に株式公開を果たしたが、その後は厳しい状況が続いている。同社のl株価は大幅に値下がりし、取締役3人が辞任、さらに幹部の流出が続いた。また同社は3度にわたってリストラを実施し、従業員の約5%を解雇した。

 Uber株式は現在30ドル前後で取引されているが、これはIPO時の売出価格45ドルに比べて約33%低い金額。また評価額は米国時間12月24日時点で約520億ドル(約5兆7000億円)と、株式公開前の760億ドル(約8兆3000億円)から大幅に減少している。

 Kalanick氏は、UberのCEOを辞任してから、City Storage Systemsという不動産投資会社の企業支配権を取得した。同氏は、同社の中のCloudKitchensというレストランデリバリー事業に焦点を絞っている。この会社は、デリバリー専門のレストランに共用キッチンスペースを提供している。

 The Wall Street Journalによると、Kalanick氏は1月、サウジアラビアの政府系ファンドからCloudKitchensの資金として4億ドル(約435億円)を調達したという。同ファンドによる技術企業への出資は、ジャーナリストのJamal Khashoggi氏が2018年10月にイスタンブールのサウジ領事館で殺害されて以降、知られているものとしては初めてだという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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