バンダイナムコアミューズメントは、VRアクティビティを設置しているエンタメ施設「アニメとゲームに入る場所 MAZARIA」(東京・池袋)ならびに、「絶叫エンターテインメント VR ZONE OSAKA」(大阪・梅田)にて稼働している「ドラゴンクエストVR」について、12月21日から期間限定イベント「最凶ゾーマ討伐編」を開催。それに先駆け、メディア向けの体験会を実施した。
ドラゴンクエストVRは、スクウェア・エニックスが展開している「ドラゴンクエスト」シリーズをテーマとしたフィールドVRアクティビティ。体験者は、戦士が2人、僧侶と魔法使いが1人ずつの4人パーティを組み、ドラゴンクエストの世界を冒険するというもの。
ゲーム内容や流れ自体に大きな変更はなく、自由に動きまわることができる全身モーションキャプチャシステムを構築した専用アリーナを活用。体験者はバックパックPCを背負い、VRヘッドセットとヘッドホンを装着し、本作向けに開発した専用の剣、盾、杖を装備。VR空間上で剣を振ったり盾で防御したり、魔法を放つことができる。
国王の間において国王から大魔王ゾーマ討伐の命を受け、冒険を開始。オリジナルキャラのホミリーによる案内で冒険の旅に出ると敵が出現。それらを倒していき、最後には、大魔王ゾーマとの対決が行われる。詳細は導入時に体験した記事を参照いただきたい。
VR ZONE新作「ドラゴンクエストVR」を体験--魔物を斬る感覚や魔法を撃つ快感(2018年4月26日掲載)
最凶ゾーマ討伐編での違いとなるのは、まずゾーマが最凶の状態で登場しするというもの。サポートキャラクターであるホミリーの協力がなくなり、ゾーマの討伐を含め、全体的な難易度が向上していること。また、ゾーマの闇のチカラによって体験会場が暗くなり、重々しい雰囲気となる演出が用意されている。
紹介文には「全滅必“死”」の一文もあっただけに、実際の体験では歯が立たずに全滅した……と記載したかったところだが、実は討伐できてしまった。パーティのなかではホイミ(回復)とザオリク(蘇生)が使える僧侶が重要な役割を果たすのだが、僧侶を担当した方がドラゴンクエストVRを経験済みであり、回復役として専念し的確な指示も出していたこと、また筆者もドラゴンクエストVRが経験済みで、今回も魔法使いを担当したのだが、特設サイトに記載されているアドバイスのように、攻撃呪文だけではなく、戦士の戦闘力を上げるバイキルトを多く唱えていたこと、何よりお互いに声を掛け合って状態を伝えあっていたのが奏功したと思われる。
開発陣によれば、具体的な敵の強化ポイントは秘密としたうえで、全く手も足も出ない“無理ゲー”にはせず、プレイの難易度や遊びごたえがあるようにチューニングをしたと説明する。実際、討伐はできたものの楽勝とは言えない印象もあり、役割に忠実な行動と作戦を整えるというチームワークが、以前よりも求められると感じた次第だ。
最凶ゾーマ討伐編は、12月21日から2020年3月31日まで開催予定。プレイには専用の「1パーティチケット」が必要。価格は1パーティ4名分の体験料として1万2800円(税込)。入場料は別途必要となっている。体験者にはロトの紋章が入った限定缶バッチがプレゼントされる。なお、期間中は通常版のドラゴンクエストVRも運営する。
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