ホリデーシーズンになると、たいてい祭日用のパイがメニューに加わる。パンプキンパイやミンスミートパイはよくあるデザートだが、「Onion Cassette Pie」(タマネギカセットのパイ)を一切れ用意することを考えても良い頃かもしれない。
この特別なパイのアイデアは、人工知能(AI)が考え出したものだ。AI研究者のJanelle Shane氏は最新の実験で、ニューラルネットワークに、既存のパイのレシピ名約2000個とともに「ハリー・ポッター」のファンフィクションを投入し、どのようになるか様子を見た。
Shane氏は感謝祭直前の米国時間11月26日、ブログで「ニューラルネットで遊ぶ方法がある」とし、「生成されるテキストをもっとよくわからないようなものにすることができる」と述べた。「さらにテキストを作成するよう求める時に、パイの例をいくつか教え、それをリストに加えるよう求めたり、もっと風変わりなテキスト、たとえば『ハリー・ポッター』のファンフィクションを少し入れたりするといい」
その結果、Shane氏のニューラルネットワークは、「Fog-Crust Pecan Pie」(霧のパイ生地に包まれたペカンパイ)や「Stimulant Cherry Pie」(刺激性チェリーパイ)、「Snape Pie with Cheese」(チーズ入りのスネイプパイ)といった奇抜なパイ名を考え出した。
Shane氏はブログで次のように述べている。「おいしそうだとは思えないが、この高度なAIは、私たちが知らないことを知っている。何と言っても、料理関係のブログをはじめ、インターネットの大部分を読み込んでいるのだから」
Shane氏のニューラルネットワークは、奇抜なパイ料理を考え出すだけでなく、パイをテーマにした、『ハリー・ポッター』のかなりおもしろい二次創作小説を書くこともできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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