アップルは11月13日、新モデルとなるMacBook Pro 16インチを発表した。MacBook Pro 15インチの後継モデルとなり、MacBook Proのラインナップは、13インチと16インチの2種類。価格は、15インチモデルと比べて若干安価となり、下位モデルが税別24万8800円、上位モデルが税別28万8800円となる。
新型のRetina Display(3072×1920ピクセル)は、500ニトの輝度、P3をカバーする色域、True Toneテクノロジーに対応。狭額縁設計となったことで、MacBook Pro 15インチの349.3×240.7×15.5mmと比較してほぼ同じサイズ(357.9×245.9×16.2mm)を実現している。ただし、重さは1.83kgから2.0kgと200g弱増加した。
CPUは、下位モデルが6コアのIntel Core i7プロセッサ、上位モデルが8コアのIntel Core i9プロセッサを搭載。オプションで最大5.0GHz(TurboBoost使用時)の8コアも選択できる。メモリは、それぞれ標準で16GB搭載するが、最大で64GBまで搭載可能だ。SSDは、下位モデルが256GBから512GBに、上位モデルが512GBから1TBに増量。オプションで最大8TBまで選択できる。
GPUもRadeon Pro Vegaから新たにRadeon Pro 5000Mシリーズに刷新。下位モデルはRadeon Pro 5300M(GDDR6 4GB)、上位モデルはRadeon Pro 5500M(GDDR6 4GB)を搭載し、オプションのRadeo Pro 5500M(GDDR6 8GB)モデルでは、Radeon Pro Vega 20と比較して、DaVinci Resolveでのカラーグレーディングなどで最大80%パフォーマンスが高速化されているという。
キーボードは、トラブル続きだったバタフライキーボードから、新たにシザー構造を持つ「Magic Keyboard」に刷新。反応が良く、かつ静かに入力できるという。さらに、Touch Barに統合されていたESCキーが復活した。スピーカーは、フォースキャンセリングウーファーを備えた、6スピーカーシステムを採用。Dolby Atmosの再生にも対応する。
インターフェイスは、Thunderbolt 3ポート×4、3.5mmジャックを搭載。電源アダプターは、87Wから96Wに大容量化。バッテリーは100Whのリチウムポリマーで、最大11時間の駆動が可能としている。
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