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翻訳ツールが進化するほど「人は英語を学びたくなる」--プログリット岡田社長インタビュー - (page 2)

藤井涼 (編集部) 鈴木朋子2019年11月15日 08時00分
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 僕は価格設定のパターンは2つあると思っています。1つは、原価から考える価格設定です。お客様に価値を提供するのにこれくらいのお金がかかるので、何%の利益を乗せて提供するという考えですね。もう1つはValuebased Pricingです。お客様にどれだけのバリューがあるのかというのを考えて、そのバリューに見合う金額を頂戴するという考え方です。

 従来の英会話スクールはおそらく前者だと思うんです。ネイティブの先生への時給に利益を乗せて請求する、というビジネスモデルです。僕はこの会社を作る時に、それを完全に変えたかった。お客様にとっていくらの価値があるのか、お客様に提示して納得していただける値段を探すということが僕のプライシングの考えです。僕らは50万円以上の価値があると思っています。

ーー実際に生徒の英語力は上がったのでしょうか。

 TOEICコースとビジネス英会話コースを提供しているのですが、TOEICコースはTOEICの点数の伸びで、英会話コースはVERSANTという日本経済新聞社が実施しているテストで計測しています。

 TOEICに関しては、3カ月間で平均120〜150点ほど上がっています。これは従来のスクールからするとありえない数字です。おそらく2年勉強して100点上がるくらいです。VERSANTは平均すると4〜5点くらい上がっています。50万円以上の価値をお返できているという手応えはあります。

キャプション

 成果保証はしていませんが、もし30日間で満足できなかった場合は返金しています。返金は生徒全体のうちの3〜5%ほどですが、理由は(プログリットのサービスに)満足できなかったということだと思います。そこは真摯に受け止めて改善していくしかないと考えています。

どんなに忙しくても「1日3時間学べる」

ーープログリットは経営者やスポーツ選手の本田圭佑さん、北島康介さんなども利用していますが、どうやって1日3時間も勉強時間を確保しているのでしょう。

 「3時間は無理です」というお客様は多いです。でも、入っていただければ絶対にできます。やり方はすごくシンプルで、朝早く起きるということです。5時くらいに起きて、まず2時間ほど学習します。ランチの時間が1時間とれるような方だったら、ランチに30分やって、あとは家に帰って30分で3時間できます。

 夜しかできない時は、会食に行く前に30分歩きながら声を出すトレーニングをするとか、通勤で電車を待ってる時に単語覚えることもできるので、そういうことを積み重ねて3時間にします。それを僕らがサポートします。アプリを使ってスケジュール管理を行い、毎日チャットでコーチングし、週に1回対面で1時間の面談をします。

週に1度対面で1時間ほどの面談をする
週に1度対面で1時間ほどの面談をする

 もっとも大事なのがこのスケジュール管理です。スケジュールは分刻みで決めています。「来週までにここまでやってください」では、絶対にやりません。英語学習を“仕事と同レベルの予定の重さ”にすることが大切です。経営者になると会食も仕事の一環ですが、比較的会食の開始時間が早い方も多いので、(受講期間中は)2次会へ行かず、1次会で抜けてくださいと言っています。

 英語に限らず、1日3時間の学習が日常的にできるようになると、人生が変わります。英語力がつくだけでなく、生活習慣も変わり、お酒を飲む時間も減るため健康になります。

ーー徹底していますね...。生徒のライフスタイル自体を変えてしまうと。最後に今後の展望を聞かせてください。

 今期は「人×テクノロジー」というテーマを持っています。コンサルタントがお客様をサポートするだけでなく、テクノロジーに力を入れて、データドリブンでのコンサルティングをできるようにしていきたいです。そのために会社としても今期一番投資をしているところです。

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