ヤマハが完全ワイヤレス3機種、Bluetoothイヤホン2機種をラインアップし、ヘッドホン、イヤホン市場に再参入する。11月11日、耳に優しい独自技術「リスニングケア」を備えた新モデルを発表。耳への負担を抑え、自然で聴きやすい音を再現する。発売は12月から順次。
発表したのは、完全ワイヤレスイヤホン「TW-E7A/E5A/E3A」(想定税別価格:2万4000円前後/1万5000円前後/1万円前後)とBluetoothイヤホン「EP-E50A/E30A」(同:1万5000円前後/5000円前後)。ユーザーのライフスタイルに寄り添う「Empower Lifestyleシリーズ」になる。
リスニングケアは、音量に応じて音のバランスを最適化して、耳への負担も抑える、ヤマハの独自技術。音量による聞こえ方のバランスの違いを4バンドEQで補正することで、どんな音量でも常に最適なバランスが得られるという。これにより、大音量で音楽を聴くことで生じる耳への負担を減らし、健康的なリスニングを実現する。
あわせて、TW-E7A/EP-E50Aには、クアルコム製のSoC(System-on-a-Chip)「QCC5124」を採用した「アクティブノイズキャンセリング」機能、TW-E7A/TW-E5A/EP-E50Aには、マイクを内蔵し、外の音を取り込む「アンビエントサウンド」機能を搭載。移動中の電車の中などでも快適なリスニングを実現するほか、周囲の音も聞きとれる機能も備え、あらゆるシーンで使える。
完全ワイヤレスモデルのTW-E7A/E5A/E3Aは、左右独立通信テクノロジー TrueWireless Stereo Plusに対応。左右のイヤホンに直接音声データを伝送するため、音切れしにくく、長時間再生も実現。充電ケースと合わせれば、最大28時間(TW-E3Aは最大24時間)の再生に対応する。
3機種ともに密閉ダイナミック型で、TW-E7A/E5Aは6.2mm、E3Aは6mmのドライバを搭載。対応コーデックはSBC、AAC、aptXになる。上位機となるE7Aのみ充電ケースがワイヤレス充電のQi(チー)に対応。いずれもIPX5相当の生活防水を備える。
EP-E50A/E30Aは、左右の本体をつなぐケーブルを備えたBluetoothイヤホン。密閉ダイナミック型で、E50Aは9mm、E30Aは8.6mmのドライバを採用する。対応コーデックはSBC、AACで、E50AのみaptXもサポートする。
専用アプリ「Headphones Controller」を使用すれば、リスニングケアのオン/オフのほか、オートパワーオフの設定、バッテリー残量の確認などが、スマートフォンから可能。Siri、Google Assistantのボイスアシスタントにも対応しているため、音声での操作も可能だ。
ヤマハミュージックジャパン AV・流通営業部部長の野口直樹氏は「リスニングケアなど、ヤマハならではの価値を提供できる新モデルが開発できたと思っている。近い将来市場の2%のシェアをいただきたい」とコメントした。
ヤマハでは、イヤホン、ヘッドホンの本格展開にあわせ、4人組バンド「WONK(ウォンク)」とのコラボレーションを実施。ヤマハのブランドプロミス「Make Waves」とヤマハのオーディオが提供する音楽体験「-True Sound-」から着想を得て、新曲「Signal」を制作したとのこと。11月4日からは2つのティザームービーを所属レーベルであるepistroph公式YouTubeアカウントより「Yamaha Earphones × WONK 11/-」、「-/11」として公開し、発表会にて、2つの動画が一つの視点として映像となる仕組みであることを明らかにした。なお、ヤマハ公式YouTubeアカウントには、ショートバージョンを公開するとしている。
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