ストリーミングサービスを手がけるNetflixがテレビ番組や映画を1.5倍速で視聴できるようにすると示唆したことで、ハリウッドは大騒ぎしていると言えそうだ。Netflixの計画が実現すれば、ビンジウォッチング(シリーズ作品などを一気に視聴すること)がまったく新しい段階に入るだろう。米国時間10月28日にNetflixのテストが報じられたことを受けて、同社はこの一連の騒動についてコメントした。
Netflixでバイスプレジデントを務めるKeela Robison氏は28日のブログ記事の中で、1.5倍速のテストはモバイルとタブレットのユーザーのみが対象であり、テレビには影響しないと述べた。通常の速度のままでもいいし、あるいは(0.5倍速や0.75倍速に)速度を落としたり、逆に(1.25倍速や1.5倍速に)速度を上げたりすることもできるという。こうした機能はかなり以前からDVDプレーヤーに搭載されており、ユーザーから頻繁に要望があるとRobison氏は説明した。
加えて、ここ1カ月の間には、速度設定以外の機能もテストしている。Netflixはプレーヤー制御機能にも取り組んでおり、これによって設定にアクセスしなくてもスマートフォン上の明るさを変更したり、画面ロックや言語および音声の設定をより簡単に行ったりできる。Robison氏によると、同社はまた、低速再生時や高速再生時における音声のピッチ(高低)の変化も改善したという。
多くのテストと同様、これらの改良を短期間のうちにリリースする計画はないとNetflixは述べている。Robison氏によると、これらの機能をより広範に導入するかどうかはフィードバック次第だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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