サウジアラビアの石油施設が9月に攻撃を受けた後、米国がイランに対するサイバー攻撃を実行したと報じられている。Reutersは米国時間10月16日、2人の匿名の米当局者の話として、このサイバー攻撃が物理的なハードウェアに被害を与えたこと、そして、「プロパガンダ」を拡散するイランの能力を低下させることが狙いだったことを報じた。
9月下旬に実施されたと報じられているこのサイバー攻撃は、サウジアラビアの主要な石油施設がドローンやミサイルで攻撃されたことへの報復とみられる。石油施設の攻撃は、イランによるものだったと米当局は述べていた。イランは関与を否定していた。
米国防総省の広報担当者はコメントを避け、「ポリシーと運用セキュリティの観点から、サイバー活動については話さない」と述べた。
米国は6月、ミサイル発射を管理するイランのコンピューターネットワークにサイバー攻撃を仕掛けたと報じられた。この攻撃の前に、イランの領空を侵犯していたとして米国の偵察ドローンをイランが撃墜していた。米国は同月、石油タンカー攻撃のためにイラン革命防衛隊が使用していたデータベースを標的に、サイバー攻撃を加えていたとも報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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