BIRDMANと二番工房は、故人や仏壇をより身近に感じられるコミュニケーションをテーマにしたスマート仏壇「コハコ」のコンセプトを公開した。
両社が発起人となり、オムニバス・ジャパン(企画)とCOLOR(プロダクトデザイン)が協力。1000年以上続く仏壇の歴史を塗り替えるべく、立ち上がったプロジェクトだという。
両社によると、現代の家庭では仏壇を置く「仏間」がなくなったことで、置き所に悩んでいたり、自宅のインテリアに合うデザインの仏壇が見つからなかったりする場合が少なくないという。
そこで、さまざまな間取りやインテリアにも溶け込み、より身近に置ける仏壇をデザイン。さらに、仏前で名前を呼びかけると遺影が現れたり、生前に遺されたメッセージを受け取れたりするなど、故人とのコミュニケーションを可能にするハコ、“コハコ”を構想した。
位牌と想定するUSBメモリに写真や動画などのデータを保存すると、7.9インチのIGZO液晶で再生が可能。また、指定した日時などに再生させるといったこともできる。
加えて、センサーにより起動、顔認識・音声認識で個人を判別でき、故人の名を呼びかけることでデータが再生可能となっている。LEDセンサーに触れると、おりん(音を出す仏具)が鳴り、アロマが香るといった仕組みを備えるほか、手を合わせるとモーションセンサーが反応し、写真が変化するといったギミックを搭載している。
また、仏前から離れるとセンサーにより自動でオフとなる。同製品は、東京ビッグサイトで開催される「第5回エンディング産業展」(8月20日〜22日)への出展にて実物が初披露される。
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