花王は7月29日、衣料用洗剤「フレグランス ニュービーズ」の販促ムービーとして、次世代洗濯物ニオイチェッカー「ニューノーズ」の試作品を開発したと発表した。製品としての販売予定はないという。現在、ウェブサイトである暮らしを描いたイメージムービーなどを花の日・鼻の日である8月7日に向けて公開している。
ニューノーズ(非売品)は、衣類のニオイを判定し、内蔵したスピーカーを通じて洗濯の適切なタイミングを音声で知らせてくれるデバイス。人の鼻の形状をモチーフにしており、ニオイを3段階で判断して音声と光で通知する。自分では気づかないけど、実はニオっている。そんな洗濯物の洗いどきもチェック可能。
また、天候データと連携し、その日の天気に連動したメッセージで洗濯を促すこともできる。さらに、デバイスの音声は、人気声優の杉田智和氏(アナウンサー風、ソムリエ風、イケメン風を担当)と高橋美佳子氏(アナウンサー風、女王様風、妹風を担当)が参加。6種類のキャラクター音声を収録しており、音声が設定できるようになっている。
鼻の穴の内蔵センサーが洗濯物のニオイを3段階で判定。「ニオイません。洗わなくても大丈夫です」「若干のクサさを検知しました。お洗濯をご検討ください」(アナウンサー風)、「ニオわないね。下ろしたてのタオルのようだ」「わずかに香ばしい。常温で放置されたチーズのようだね」(ソムリエ風)、「抱きしめたとき、少しニオうかな。そろそろ洗お!」「嗅がせてくれてありがとう。すごくクサイから洗おうね」(イケメン風)、「クサイわね、この洗濯モノ!洗われておしまい!晴れているうちに、さあ早く!」(女王様風)など、キャラクターごとに異なるセリフが聞ける。
同社が3月に実施した「洗濯およびニオイに関する意識調査」(20〜30代の男女423名が対象)によると、ニオイをかいで洗濯するかを判断することがあると回答した人は全体の約6割だったという。
そこで、洗濯物ニオイチェッカーとしてニューノーズを開発した。なお、公開した動画では、「ニューノーズという第二の鼻でニオイをチェックし、花の香りのニュービーズで洗濯をすれば、衣類のニオイに悩むことなく、いい香りに包まれて過ごすことができるのではないか」という、近い将来の生活を描いている。
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