ハーレーダビッドソンの電動バイク「LiveWire」、0~100加速は3.0秒--3万ドルから

 オートバイメーカーのHarley-Davidson(ハーレーダビッドソン)は、2019年発売予定の電動バイク「LiveWire」について、仕様や価格などの情報を発表した。

LiveWireの仕様と価格を発表(出典:Harley-Davidson)
LiveWireの仕様と価格を発表(出典:Harley-Davidson)

 走行可能距離は、最大146マイル(約235km)。停止と走行と繰り返す測定方法だと95マイル(約152km)で、市街地での使用に適しているという。直流高速充電(DCFC)を利用すると、40分でバッテリ容量の80%まで、60分で100%まで充電できる。

 米国のLiveWireオーナーは、購入から2年間、LiveWireディーラー店舗に設けられた「ChargePoint」充電スタンドを無料で利用可能。さらに、500kWhまでの無料サービスが「Electrify America」のDCFC充電ステーションで利用できる。

 加速性能は、停止状態から時速100kmまでが3.0秒、時速100kmから129kmまでが1.9秒。電気モーターはパワーバンドが広く、走行速度に応じてギアを切り替える必要はない。当然クラッチも存在しない。そのため、スロットルをひねるだけで加速していく。

停止状態から時速100kmまで3.0秒(出典:Harley-Davidson)
停止状態から時速100kmまで3.0秒(出典:Harley-Davidson)

 エンジンと違って発熱、振動、騒音は極めて小さく、快適に乗れるとしている。ただし、走行できるモードになるとかすかなパルス状トルクを発生させ、走行可能な状態にあることを体感させる。このパルスは走り出すと消え、停車すると再開する。また、加速時にはHarley-Davidsonらしいメカニカルサウンドを出すようデザインしたそうだ。

 オイルやスパークプラグ、エアフィルターといった消耗品や部品の交換は不要で、エンジンに比べメンテナンスが容易。バッテリは、走行距離と関係なく5年間保証となる。

カラーバリエーション(出典:Harley-Davidson)
カラーバリエーション(出典:Harley-Davidson)

 2019年中に、米国およびカナダ、事業展開している欧州の国々で、一部の正規ディーラーより販売を開始する。そのほかの地域では2020年から2021年にかけて順次発売する計画。米国におけるメーカー希望小売価格は2万9799ドル(約322万円)から。

LiveWireの紹介ビデオ(出典:Harley-Davidson/YouTube)

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