筆者が初めて自分の携帯電話を持ったのは16歳の時だった。とても小さいプリペイドのNokia製だったが、きちんと機能していた。年寄りじみた事を言うつもりはないが、当時と比べて状況は大きく変わった。SellCellが米国時間7月15日に発表した調査結果によると、今日では42%の子供が1日に3時間以上スマートフォンを使用している。
SellCellはスマートフォンの価格比較サイトとして最もよく知られている。だがこの10年にわたってデバイスの下取りビジネスで複数の調査を行っており、使わなくなった携帯電話を多くの人はどうしているかやミレニアル世代の新しいスマートフォンへの早期アップグレード利用状況について調べている。
今回、SellCellは4~14歳の子供を持つ米国の保護者1135人に調査を行った。調査により、子供は幼少時にスマートフォンを使い始めることが明らかになった。子供がスマートフォンを使い始めた時期について、40%が6歳以下の時、12%が1~2歳の時だと回答した。
これらの数字には保護者の思惑も反映されている。40%の保護者が、子供にスマートフォンで遊ばせるのは自分たちが静かな時間を過ごせるためだと回答した。また、27%が子供のスマートフォンに最大でも100ドル(約1万1000円)、25%が100~250ドル(約2万7000円)を費やす用意があると回答した。だが保護者らが注意を払っていることもうかがえる。88%が子供のスマートフォンのパスコードを知っていると回答した。
保護者が子供にスマートフォンを持たせる理由として多かったのは、「連絡を取り合うため」(83%)、「教育的効果があるため」(53%)、「子供が友達と連絡を取り合えるようにするため」(50%)の3つだった。また、子供のスマートフォンの用途について、57%が「ゲーム」、50%が「テレビや映画の定期的な視聴」だと回答した。
なお子供のスマートフォン使用時間について、Common Sense Mediaの調査では、13~18歳の子供がデジタルデバイスでのメディアの閲覧に1日平均9時間を費やしているとされている。この時間には学校でのスクリーンタイムや宿題にかける時間は含まれていない。また、同社が5月に発表した調査結果によると、ティーンエージャーの3割がデバイスと共に眠り、男子よりも女子が多い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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