コンセプトは「メインマシンの最小形」──VAIOは7月9日、モバイルPCとして12.5インチディスプレイを搭載した個人向けの「VAIO SX12」と法人向けの「VAIO Pro PJ」を7月19日より発売すると発表した。いずれのPCも同じデザインで、名称が異なる。受注開始は7月9日13時よりスタートしている。
A4サイズよりも小さいコンパクトボディで、11.6型液晶を搭載した「VAIO S11(法人向け:VAIO Pro PF)」とほぼ同等サイズながら、約19.0mmのキーピッチでフルサイズのキーボードを採用し、メインマシンの使い勝手をミニマムサイズで実現した。VAIO S11は約16.95mmのキーピッチだ。最大重量は約897g、最薄部は15.7mmだ。最長14.5時間のスタミナバッテリーで、最長7時間のLTE連続接続駆動が可能。
薄型・軽量ながらもインターフェースはフル装備しており、4K出力に対応したHDMI、VGA、LANポート、SDカードスロットも搭載する。USB Type-Cを備え、Power Delivery(PD)対応の充電器やスマートフォンなどで一般的な5Vの小型充電器充電器も利用できる。
ディスプレイは、ボディサイズをギリギリまで使い、12.5インチのフルHDディスプレイを搭載。ベゼルを細くしたことで、S11と比較して約16%拡大している。低反射のアンチグレア処理、高輝度・広視野角・ハイコントラスト、スリムベゼルにもこだわっている。
天板は、UDカーボンの搭載により、軽量と堅牢の両立を実現した。高弾性UDカーボンは、“面”で強度を確保でき、マグネシウム合金で実現した場合よりも軽量化を実現できるため、「最適と考えている」と説明した。
メインマシンの最小化にあたってはさまざまな壁があり、レイアウトを再設計したほかコネクタ部品も再設計している。
4コア/8スレッド駆動となり、第7世代から飛躍的に性能が向上した、第8世代の中でも最新のインテルCoreプロセッサーUプロセッサーラインを搭載。それをVAIO独自のチューニング「VAIO TruePerformance」によってさらに高性能化し、コンパクトながらVAIO SX14と同等のパフォーマンスを発揮するという。同機能によって、Core i7モデルでは25%、Core i5モデルでは約15%性能が向上するという。
市場想定価格は、VAIO SX12の店頭モデルが19万4800円(税別)~。ソニーマーケティングが取り扱うカスタマイズモデルは11万9800円(税別)~で、VAIOが取り扱うオリジナルSIMのついたモデルは14万1800円(税別)~。
法人向けのVAIO Pro PJは、ソニーマーケティングが取り扱うカスタマイズモデルが12万2800円(税別)~。VAIOが取り扱うモデルが14万7800円~。
なお、通常モデル以外にもブラックロゴを採用し、背面もすべてブラックで統一したスペシャル仕様「VAIO SX12 ALL BLACK EDITION」と、5周年記念でVAIOのコーポレートカラーである“勝色”に染め上げた「VAIO 5th Anniversary 勝色特別仕様」のSX 12と「VAIO SX14」が用意される。
VAIO SX12 ALL BLACK EDITIONの価格は、個人向けのソニーマーケティングが扱うモデルが20万1800円(税別)~、法人向けは20万6800円(税別)~。VAIOが取り扱うモデルは20万1800円(税別)~。
勝色特別仕様の価格は、VAIO SX12のソニーマーケティングが扱う個人向けモデルが21万6800円(税別)~、法人向けは22万1800円(税別)~。VAIOが取り扱う個人向けモデルは22万1800円(税別)~。
VAIO SX14のソニーマーケティングが扱う個人向けモデルが21万6800円(税別)~、法人向けは22万1800円(税別)~。VAIOが取り扱う個人向けモデルは26万4800円(税別)~。
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