オッポジャパンは7月3日、10倍ズーム相当の高性能カメラを搭載したハイエンドスマートフォン「Oppo Reno 10x Zoom」を国内発表した。SIMフリーモデルとしてMVNOや公式ウェブサイト、家電量販店などで販売。価格は、税別9万9880円。
Reno 10x Zoomは、800万画素の超広角、4800万画素の広角、1300万画素の望遠カメラとデジタルズームのハイブリッド構成により、16〜160mmという10倍相当のズームを実現したスマートフォン。望遠レンズには、ペリスコープ方式を採用。プリズムで像を屈折させることで薄いボディでもF3.0という明るさを実現した。メインカメラと望遠カメラには光学式手ブレ補正を搭載。プリズムとレンズを個別に補正することで、手ブレしやすい望遠域でもシャープな撮影が可能としている。なお、ファーウェイのP30 Proも同様のペリスコープレンズを搭載しており、10倍ズームを謳っている。
メインカメラのセンサーには、ソニー製「IMX 586」を採用。スマートフォンとしては大型の1/2型センサーと、F1.7の明るさを持つレンズを搭載する。インカメラは、「ピポッドライジングカメラ」という、ポップアップ式のカメラを搭載。20万回の開閉試験を突破しており、0.8秒でボディから姿を表し、落下を検知した際などは自動で収納。故障を防ぐという。インカメラを収納式にしたおかげで、ベゼルを極限まで細くすることができ、6.65インチの有機ELディスプレイは、画面占有率93.1%を実現した。
鮮明な夜景を撮影できる「Ultra Night Mode 2.0」を搭載。マルチフレームノイズリダクション、マルチフレームHDRなど、「AIウルトラクイアエンジン」として、高画質撮影をサポート。HSLを元に肌のトーンを最適化し、目で見たままのシーンを夜でも撮影可能。さらに、ピクセル単位で処理する「ダズルカラー」により、ビビッドかつ破綻しないカラーで撮影することもできる。被写体以外をぼかすポートレートモードも搭載する。
動画撮影も強化しており、4K60fpsでの撮影に対応。光学式手ぶれ補正と電子式手ブレ補正を協調動作させることで、ブレのない映像が撮影できるとする。さらに、「Audio 3D」という録音技術により、ズームに合わせて収録する音の範囲を調整するという。なお、メインカメラ以外での動画撮影には非対応。超広角を生かした撮影など不可能なのが残念なところだ。
スペックは、水冷システムを搭載したSnapdragon 855、RAMは8GB(LPDDR4x)、ストレージはUFS 2.1に対応した256GB、microSDスロット、デュアルSIMスロット、USB 3.0に対応したType Cポートを搭載する。GPSは、L1とL5のデュアルバンドに対応。ナビゲーションでもズレのない位置補足が可能。また、ディスプレイに指紋センサーを内蔵。従来モデルより精度を上げたという。OSは、Android 9をベースにした「ColorOS 6」を搭載する。
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