人の頭の中は、昨日食べた昼食のこと、明日のお弁当のこと、1週間後に控えているプレゼンのこと、明日提出しなければならない報告書のこと、夏休みの旅行のことなど、雑多なことが常に渦巻いている。それらを全部覚えていたいと思っても、必要なときに必要な内容をすぐに頭の中から取り出せるだろうか。
「バレットジャーナル」は、こうした頭の中のごちゃごちゃしていることを、ルールに従ってノートに書きだし、頭の中を整理するノート術だ。そして本書は、その「バレットジャーナル」の初の公式ガイドブックである。最近では、文具売り場にコーナーが設けられるほど有名になった「バレットジャーナル」ではあるが、公式のガイドブックがなかったのが不思議なほどだ。バレットジャーナルは、大元はシンプルでありながら、目的に応じたさまざまフォーマットがあり、そのようなフォーマットと使い方の基本をすぐに確認できる本書はとても便利だ。
また、バレットジャーナルの説明書として読む以外にも、バレットジャーナルの生みの親である著者が、バレットジャーナルを始めて試行錯誤しながら発展させてきた経緯や、これまでの経験談まで読むことができるので、バレットジャーナルに対する理解が深まる。とはいえ、バレットジャーナルを始めるのに難しいことはないので、本書を読めば、ペンとノートを用意してすぐにでも始めてみたくなるだろう。
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