映像機器の標準化団体Video Electronics Standards Association(VESA)が、DisplayPort規格をアップデートする。VESAは米国時間6月26日、将来的なディスプレイの機能拡張に対応した新規格「DisplayPort 2.0」を発表した。VESA規格のメジャーアップデートとしては約3年ぶりとなる。
DisplayPort 2.0の新機能には、10Kや16Kといった8Kを超える解像度への対応、より高いリフレッシュレート、より高解像度のディスプレイでのハイダイナミックレンジ(HDR)への対応、「拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ディスプレイでのユーザー体験の向上」などが挙げられる。
最大ペイロードは77.37Gbpsで、これまでの「DisplayPort 1.4a」の約3倍となる。これにより、リフレッシュレート60Hzでの8K解像度表示や、4:4:4のフルカラー解像度、HDR10に対応する30bpp表示などが可能になる。VESAによると、従来のDisplayPortのコネクターとUSB-Cのどちらでも、これらの機能向上が実現するという。
この新規格に対応した最初の製品は「2020年後半に市場に登場する見込み」だとVESAでは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果