アマゾンは6月26日、音声アシスタント「Amazon Alexa」を搭載したスマートディスプレイ「Amazon Echo Show 5」の出荷を開始した。税込9980円と、同社のスマートディスプレイとしては最も安く、スマートスピーカーAmazon Echo(税込1万1340円)よりも安価だ。
5.5インチの液晶ディスプレイを搭載。これにより、一日の予定やニュース、天気などでも、声だけで操作するスマートスピーカーと比べて情報量が格段に増えるほか、タッチパネルを生かしたスマート家電の操作、動画再生(Amazon Prime Videoなどに対応、Netflixには対応しないがYouTubeはブラウザ経由で視聴可能)、料理のレシピ表示、音楽再生(Amazon Music、Spotify、dヒッツ、うたパスなど)、別室などに設置したセキュリティカメラの映像、アマゾンで注文する商品も画面で確認できる。家電の操作は「定型アクション」に対応し、一つのワードで一連の家電操作やニュース読み上げ、カレンダー表示といったタスクを実行できる。
1メガピクセルのカメラを内蔵し、家族や友人などとのビデオ通話が可能。Echo Showに話しかけた音声を、トランシーバーのように別の部屋のEcho Showで流すこともできる。さらに、セキュリティにも配慮しており、マイクとカメラをオフにする専用ボタンが内蔵されているほか、カメラのみをオフにするスライドカバーも搭載する。
スキルの数も2500以上に拡充。今回、ヤマト運輸のスキルにて、アレクサに話すだけで配達予定の荷物を確認できるようになった。その他、「NHKニュース」や「テレ朝 news」といったニュース映像、ラジオ、ラーニング、レシピやグルメ情報もディスプレイで見ながら使うことができる。
スペックは、1.65インチ4Wスピーカー、IEEE 802.11a/b/g/n/acのWi-Fi機能、Bluetooth機能(Bluetoothスピーカーとしてスマートフォンの音楽を流すことができる)を搭載。電源端子のほか、MicroUSB(USB経由のみでの起動は不可)、3.5mmジャックのオーディオ端子を備える。サイズは、148mm×86mm×73mm、重さは410gだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」