民泊サービスのAirbnbは米国時間6月25日、同社ウェブサイトに「Airbnb Luxe」という新たな階層の宿泊施設レンタルサービスを追加した。このサービスには、24時間対応の専属「トリップデザイナー」が含まれ、物件には「受賞歴のある宿泊施設」もあるという。基本的に世界の上位1%に入るような富裕層でなければ、このような施設は予約できないかもしれない。
掲載されている宿泊施設としては、フランス領ポリネシアの完全なプライベートアイランド、フランスの豪邸、米ロサンゼルスの高級住宅街ベルエアの大邸宅のほか、Ian Flemingがスパイ小説を執筆したとされるジャマイカの別荘などがある。
Airbnbの最高経営責任者(CEO)のBrian Chesky氏は、声明で「いま豪華な旅をする人は単なる高級な宿泊場所以上のものを欲している。互いのつながりや目的地との出会いをもっと感じさせてくれる変化や体験を求めているのだ」と述べている。
そのようなつながりを求めるとなると、料金は1泊1000ドル(約11万円)を下らない。
Airbnb Luxeは、Airbnbの創業当初の話からはかけ離れたものとなっている。もともとAirbnbは、Chesky氏と共同創業者のJoe Gebbia氏が2007年に、サンフランシスコにある自宅のリビングルームに空気で膨らませるマットレスを置き、それを貸し出して手っ取り早く稼ごうとしたものだった。今でもエアベッドの貸し出しはあるだろうが、Airbnbの高級化は着実に進んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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