メドピアは6月25日、薬局向けのかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」をリリースしたと発表した。
kakariは、「いつもの薬局を、あなたの“かかりつけ薬局”に」をコンセプトに、薬局と患者をつなぐスマートフォンアプリ「kakari」と、薬局向けの「kakari薬局システム」で構成されている。患者にとっては、薬局をより便利で安心して利用できるように、薬局にとっては患者のリピーター化(かかりつけ化)につながるような機能を搭載した。
具体的には、専用アプリkakariに加盟薬局の専用コードを入力すると、アプリを開くたびにホーム画面にかかりつけ薬局の情報が表示され、すぐに薬の相談や「処方せん送信」できるようになる。
また、薬局に対してチャットで薬の相談ができ、服薬指導後の薬局による継続的なサポートが可能となるほか、薬局から患者に対してメッセージや相談会などのイベント情報を通知できるなど、薬局と患者が双方向につながることのできるCRM機能を提供する。
かかりつけ登録をした薬局に「処方せん送信」をすることで、薬局での待ち時間を削減できるほか、病院からすぐ近くの門前薬局を利用する場合には「店頭チェックイン」機能で、薬の仕上がり時の連絡をアプリで受信可能。
処方せん送信時に、患者から任意で副作用・体調変化・残薬状況などの情報を事前に確認(事前ヒアリング機能)することで、より質の高い服薬指導が可能になると同時に、薬歴記載の効率化にもつながるという。
同社は、kakariを通じて薬局と患者がいつでもつながることを可能にし、いつも病院ごとにバラバラの薬局から薬をもらっていた患者がひとつの薬局を選び、薬局が「かかりつけ薬局」として求められる価値を提供することを支援する。
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