華為技術(ファーウェイ)の幹部が、米国などの国と「スパイ防止協定」を結ぶ意思があることを明らかにした。これは中国企業の同社が、Trump政権によって事実上の禁輸措置を受けている現状を受けた発言だ。
NPRの報道によれば、ファーウェイの梁華会長が米国の記者団に対し、そうした協定を結ぶ用意があると発言したという。ただし同氏は、今の状況では協定締結は選択肢にならないとも述べている。
「米国は、これまでわれわれから何も購入したことはなく、今も購入しておらず、将来も購入しないかもしれない。したがって、そのような協定を結ぶ機会があるかどうかはわからない」と梁氏は語った。
同氏はまた、ファーウェイに対して米国製技術の利用を禁じた5月15日の大統領令について、Donald Trump米大統領による行き過ぎた行為であるとの見方を示した。
「業界を混乱させるために政治的手段を行使するのは不適切だ」と、梁氏は主張した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」