ドミノ・ピザ、AIができ具合を判定--トッピングの配置なども自動検査

 ピザチェーンのDomino's Pizza Enterprisesは、オーストラリアおよびニュージーランドの全店舗に、ピザのでき具合を人工知能(AI)が判定するシステム「DOM Pizza Checker」を導入した。

ピザのでき具合はAIが判定(出典:Domino's公式Facebookページ)
ピザのでき具合はAIが判定(出典:Domino's公式Facebookページ)

 DOM Pizza Checkerは、焼き上がったピザをカットする台の上に設置されたデバイス。カメラでピザを撮影し、AIが正しく調理されたピザ画像のデータと比較して合格か不合格を決める。ピザの種類とサイズなどのデータにもとづき、トッピングがオーダー通り正しく載せられているかどうか、配置に偏りはないかなどを判断する。不合格の場合は、最初から作り直すそうだ。

カット台の上からピザを撮影(出典:Domino's公式Facebookページ)
カット台の上からピザを撮影(出典:Domino's公式Facebookページ)
正しく調理されたピザ画像と比較(出典:Domino's公式Facebookページ)
正しく調理されたピザ画像と比較(出典:Domino's公式Facebookページ)

 この判定システム導入により、販売するピザ1つ1つの品質を大きく向上させ、均一な商品を提供できるという。そして、顧客からもっとも多く受ける「メニューの写真と違う」という苦情の対策につながるとしている。

 2019年の後半には、DOM Pizza Checkerで撮影した画像を注文主へ送信する機能も追加する予定。

DOM Pizza Checkerの紹介ビデオ(出典:Domino's/Facebook)


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