サイバーエージェントは6月5日、三菱地所と共同で実施している実証実験の第2弾として、コミュニケーションロボットを活用した情報伝達が行動変容に与える影響力に関する検証を6月8日より、ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが運営するホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜」にて実施すると発表した。実施期間は、6月8日〜6月30日。
同実験は、人手不足時代の到来やインバウンドの増加を見据えた接客現場でのロボット活用について、ロボットならではのコミュニケーションの可能性を検証するために行うもの。
第1弾は、コミュニケーションロボット「Sota」を活用し、三菱地所グループの複合施設「サンシャインシティ(東京・池袋)」にて、4月8日〜4月26日まで実施していた。
第2弾では、デジタルサイネージと2体のコミュニケーションロボット「RoBoHoN」と「Pepper」を朝食会場に設置。利用者に対し、それぞれのロボットが役割分担をして声掛けと情報伝達を行うことで、デジタルサイネージの情報を効果的に提供するという。
具体的には、デジタルサイネージで、「朝食終了後の下げ膳のお願い」「下げ膳の美意識を伝えるイメージ動画」「大阪の観光案内」「ホテルブランドオリジナルグッズ紹介」を配信する。
また、RoBoHoNが、朝食会場の利用者に挨拶などの声かけや、朝食終了後の下げ膳の案内を行う。Pepperは、デジタルサイネージと連動して、デジタルサイネージでの情報伝達効果を向上させるサポートを行うほか、デジタルサイネージの放映を行わない時間を利用して、利用者とのインタラクションにより情報を提供する。
これにより、デジタルサイネージ単独での情報提供だけでなく、コミュニケーションロボットを活用した情報伝達が利用者の行動にどうつながるのかを検証する。
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