台湾のASUSは現地時間5月27日、新しい主力製品「ZenBook Pro Duo」を発表した。15.6インチの4K有機ELディスプレイに加えて、「ScreenPad Plus」と呼ばれる幅いっぱいに広がるIPSタッチスクリーンが、2つ目のディスプレイとしてキーボードの上に装備されている。
厳密には、仮想的な数字パッド兼タッチパッドを入れると、3つの画面がこのノートPCには装備されているともいえる(が、調子に乗るのはここまでにしておこう)。
2つ目のディスプレイ「ScreenPad Plus」は、水平解像度と幅はメインスクリーン(4K)と同じだが、高さは約半分で、対角長が非常に長い。ASUSはこれを「14インチ」と表現しているが、通常14インチのディスプレイと聞いて思い浮かべるものとは異なっている。
ScreenPad Plusは2つ目のスクリーンを追加する場合と同じように機能し、ウィンドウをタイル表示したり、1つのウィンドウを垂直に拡大したりすることができる。どちらのスクリーンもタッチ対応なので、指や画面上のカーソルによって、ウィンドウを両者の間で移動させることができる。ASUSのアプリがプリインストールされているが、「Netflix」「Spotify」「Facebook」などのサードパーティーアプリを追加することも可能だ。
2つ目のスクリーンに、最大3つのウィンドウを同時に表示することができる。メインスクリーンのウィンドウを2つ目のスクリーンにまで拡大することも可能で、例えば、Facebookのフィードを2つのスクリーンにまたがってスクロールすることができる。
デュアルスクリーンを装備するために、トラックパッドはキーボードの右側に配置されている。
Pro Duoには、キーボードに7度というASUS史上最大の角度がつくErgoLiftヒンジが採用されている。これにより、2つ目のスクリーンを、平らに配置されているよりも使いやすい角度に立てることができる。また、Intelの第9世代「i9」プロセッサと「GeForce RTX 2060」が搭載されているので、これまで以上の冷却気流が必要になる可能性がある。ホットキーによって、複数の電源プロファイルの間の切り替えが可能だ。
ASUSは、「ZenBook Duo」(名称から「Pro」がとれている)という低価格版も発表した。メインスクリーンは14インチ、セカンドスクリーンは12.6インチで、どちらも 1920×1080のフルHDだ。GPUは「GeForce MX250」、CPUは「Core i7」と、Proよりも性能は控えめだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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