アップルは5月21日、MacBook ProのCPUをアップデートしたと発表した。従来よりも高速な第8、9世代Intel Coreプロセッサを搭載し、MacBook Proでは初となる8コアCPUもラインナップする。
8コアは、MacBook Pro 15インチで選択可能。クアッドコアを搭載した従来モデルの最速仕様と比較して最大2倍、6コアモデルに対しては40%高速化するとしており、Macのノートブックとしては過去最速になるという。新モデルでは、第9世代Intel Core i7(6コア2.6GHz、Turbo Boost使用時最大4.5GHz) と、Intel Core i9(8コア2.3GHz、Turbo Boost使用時最大4.8GHz)に加え、オプションでIntel Core i9(8コア2.4GHz、Turbo Boost使用時最大5.0GHz)が選択できる。
同社では、各ソフトウェアでの指標として、Logic Pro X内部で実行できるAlchemyプラグインの数が最大2倍、Maya Arnold内部の処理速度が最大2倍、Photoshopで適用する複雑な編集やフィルタを最大75%、Xcodeを使用したコードのコンパイル作業を最大65%高速に実行できるとしているほか、Final Cut Pro Xでの4Kマルチカムストリームを最大11本まで同時に編集可能という。なお、GPUなどに変更はない。
また、Touch Barを搭載したMacBook Pro 13インチモデルもCPUを刷新。第8世代Intel Core i5プロセッサ(クアッドコア2.4GHz、Turbo Boost使用時最大4.1GHz)と、Intel Core i7プロセッサ(クアッドコア2.8GHz、Turbo Boost使用時最大4.7GHz)が選択でき、2018年モデルよりも若干だがクロック数が引き上げられた。
なお、今回のアップデートではバタフライキーボードが改良されており、新素材を採用することで入力に関する問題を改善したようだ。併せて、これまで発売されたすべてのMacBookシリーズで、改良されたキーボードに交換する無料プログラムを発表している。
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