子どもの権利保護団体が米連邦取引委員会(FTC)に対し、プライバシーの懸念をめぐってAmazonを調査することを求めている。
Campaign for a Commercial-Free Childhood(CCFC:コマーシャルのない子ども時代を求めるキャンペーン)およびCenter for Digital Democracy(CDD:デジタル民主主義センター)率いる19の消費者および公衆衛生支持団体は米国時間5月9日、FTCにAmazonの「Echo Dot Kids Edition」を調査するよう求めていることを明らかにした。
このデバイスは、子どもについて慎重に扱うべきデータを収集しているが、保護者はこれを削除できないため、児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反すると団体側は述べている。
FTCによると、COPPAは、ウェブサイトやオンラインサービスが13歳未満の子どもについて収集できる情報を保護者が管理できるようにするものだという。
団体側は、実際にはそうなっていないと述べている。
CCFCの事務局長を務めるJosh Golin氏は、次のように述べている。「AmazonはEcho Dot Kidsを、子どもを教育したり楽しませたりするデバイスとして売り込んでいるが、真の目的は慎重に扱うべきデータの宝庫を収集することであり、保護者から求められても、そうしたデータを手放すことを拒否している」
Amazonの広報担当者は、COPPA違反を否定した。この担当者は声明の中で、「『Alexa』やEcho Dot Kids Editionの『FreeTime』はCOPPAを順守している」と述べるとともに、顧客に対してAlexaのプライバシー慣行を参照するよう呼びかけている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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