トッパン・フォームズとサインポストは4月16日、無人AIレジビジネスについて業務提携することに基本合意したと発表した。
両社によると、人手不足が社会問題として顕在化する中、小売店では、オペレーションの効率化と顧客の利便性向上の両立が求められているという。サインポストは、これらの課題を解決するため、独自開発した人工知能「SPAI」と画像認識技術を活用し、利用客がレジに商品を置くだけで商品の識別から支払金額の計算・決済まで完結できる設置型AI搭載レジ「Wonder Register(ワンダーレジ)」を開発。さまざまな分野での利用拡大を目指している。
トッパン・フォームズは、金融機関を中心に企業から顧客へ重要な情報を伝える通知物の製造・発送までを受託するデータ・プリント・サービス(DPS)や、それに付随するスキャニングやコールセンターなどの各種バックオフィス業務を受託するBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)、機器保守、キャッシュレス決済など、多岐に渡るサービスをグループ各社と連携して提供している。
今後両社は、Wonder Registerを本格展開するため、トッパンフォームズが日本全国に有する自社の顧客基盤と販売チャネルを生かした体制構築に取り組んでいくという。また、端末の保守・点検などアフターサービスやカスタマーサポートをはじめ、Wonder Registerの導入・運用に関わる周辺サービスの提供についても順次検討を開始するとしている。
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