LINEとスターバックスコーヒージャパンは4月8日、2018年12月に締結したデジタル領域における包括的業務提携の内容について発表した。
今回の提携は、決済機能を含む「LINEスターバックスカード」の提供、公式アカウントによるリアル店舗のようなコミュニケーション体験の提供、LINE Payの全店舗対応の3つを提供するもの。両社とも、デジタル領域での“ぬくもりのある”コミュニケーションを目指しており、1年間の協議を経て、提携に至ったという。
LINEスターバックスカードは、「My Starbucks」への会員登録なしにLINE上から数タップで発行できるバーチャルカード。LINEのウォレットタブにある「マイカード」からアクセスでき、LINE Payを使った決済のほか、My Starbacksへの登録なしにロイヤリティプログラム「STARBUCKS REWARDS」にも参加できる。「Star」を集めることで、ドリンクやフード、コーヒー豆と引き換え可能だ(こちらはMy Starbucksへの会員登録が必要)。
スターバックスの公式アカウントでは、新商品や季節ごとのおすすめ情報などを配信。今後1対1でのコミュニケーションも可能となり、配信する情報をユーザーごとにパーソナライズできるとしている。そのほか、お気に入りの一杯を探せる「カスタマイズ」機能や、メニューに困ったときにおすすめの商品と出会える機能を提供する。
LINE Payの店舗導入は、2018年末より東京都内と福岡市内の一部店舗でテスト運用を実施。2020年夏ごろまでに全国の店舗での導入を目指しており、最終的にはスターバックスのPOSとLINE Payを融合した形で展開するとしている。また、今回の提携とは別の話になるものの、アプリを使った事前注文については2019年末までに導入を予定しているという。
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