Cisco Systemsのセキュリティ脅威調査部門Talosは、盗まれたクレジットカード情報やサイバー犯罪ツールなどを売買していたFacebookグループ74件を発見した。これらのグループには合計でおよそ38万5000人のメンバーがいた。
Talosによると、「spam」「carding(他人のカード情報を不正入手する行為)」「CVV(クレジットカードのセキュリティコード)」といったキーワードの検索で簡単に発見できたという。これらのグループのどれかに参加すると、Facebookのアルゴリズムが、似たようなグループをさらに提示する。
Facebookは、Talosが提示したグループを見直したところ、その大多数は2018年に警告が出されており、規約に違反したものは削除したと述べている。
「これらのグループは、スパムや金融詐欺に関するFacebookの規約に違反していたので、当社が削除した。(中略)警戒を強める必要があることは承知しており、こうした活動と戦うためにかなりの投資を行っている」と、Facebookの広報担当者は電子メールで述べた。
Facebookによると、極めて悪質なグループを運営していたアカウントの特権を無効にしたので、新しいアカウントは作成できないという。Facebookは調査を続け、規約に違反しているグループやページ、アカウントを削除している。
Talosによると、Facebookはこうした悪意あるグループの大多数を迅速に削除したにもかかわらず、「新しいグループが出現し続け」、米国時間4月5日の時点でまだ活動中のものもあったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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