CAMPFIREは4月4日、ソーシャルグッド特化型クラウドファンディング「GoodMorning」事業を分社し、GoodMorningを設立すると発表した。資本金は1000万円。
GoodMorningは、社会課題の解決などソーシャルグッドに特化したクラウドファンディングプラットフォームとして2016年10月にサービスを開始。これまで約1400件のプロジェクトが実行され、累計支援額は約7.3億円(2019年3月末時点)を達成している。社会課題の解決に取り組む団体や個人を支えるべく、“お金の支援”という形で7万2860人が課題解決に参画したことになるという。
ソーシャルグッド事業は、もともとCAMPFIREが扱うクラウドファンディングのカテゴリの一つ(全17カテゴリ)だったが、国内のクラウドファンディングが東日本大震災以降で利用頻度が上がったこと、CAMPFIREが元来より重視している領域だったこと、17カテゴリのなかで流通額も大きく成長していることから、別ブランドとして立ち上げたもの。通常の購入型と異なり、寄付型のクラウドファンディングも扱うのが特徴だ。
今回の分社化では、迅速な意思決定と柔軟性、機動性を確保する。また、ソーシャルグッド領域のプロジェクト発起人を支援する際に、一度きりでの資金調達では、継続的なアクションや制度・文化面での社会変革をサポートしづらいため、既存事業のGoodMorningにとどまらない、一貫した支援システムの提供を目指すとしている。
同社代表取締役社長には、CAMPFIREでソーシャルグッド事業部責任者を務める酒向萌実氏が就任。酒向氏は、GoodMorning事業の立ち上げに携わっている。また、CAMPFIRE執行役員CTOを務める中川峰志氏、同社代表取締役CEOの家入一真氏、同社取締役COOの大東洋克氏が新会社の取締役として参画。CAMPFIREグループ間の連携および、コーポレート・ガバナンス(企業統治)の強化も図るとしている。
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