マランツ、バイアンプ駆動のネットワークCDシステムに新モデル

 マランツは3月25日、ネットワークCDシステムに5世代目となる「M-CR612」を発表した。約2倍のスピーカー駆動力を実現する「パラレルBLTドライブ」を新たに搭載する。発売は4月下旬。想定税別価格は7万円になる。

 このモデルは、マランツが2008年から発売しているCDシステムシリーズ。2~3年おきに第4世代機までが登場しており、M-CR612は第5世代機。2015年8月に登場した「M-CR611」以来の新製品となる。

 CDプレーヤー、アンプ、FM/AMチューナー、Bluetooth、無線LANを一体化したネットワーク対応のCDシステムで、横幅280mmのコンパクトボディながらウーファーとトゥイーターを独立したアンプでドライブするバイアンプ駆動に対応。マランツでは「プレミアム・コンパクト・システム」と位置づける。

「M-CR612」シルバーゴールド
「M-CR612」シルバーゴールド
「M-CR612」ブラック
「M-CR612」ブラック

 新モデルでは、新機能「パラレル BTL ドライブ」を搭載。これは、シングルワイヤ接続のまま、4組のアンプを使ってスピーカーを駆動するというもの。これまでは、バイワイヤ接続に対応していないスピーカーに対してシングルワイヤ接続で2組のアンプを用いて駆動する、通常のBTLドライブしか使用できなかったが、約2倍のスピーカー駆動力を実現するという。

 独自のワイヤレスオーディオシステム「HEOSテクノロジー」を備え、「Amazon Music」「AWA」「Spotify」などのストリーミング音楽再生やインターネットラジオ、AirPlay 2などのネットワークオーディオ機能に対応。無料の専用アプリ「HEOSアプリ」を使用して、セットアップや操作ができるほか、同一のネットワークに接続した他のHEOS搭載デバイスにM-CR612で再生中の音楽を配信することも可能だ。

 「Amazon Alexa」での音声コントロールに対応し、Alexaに話しかけるだけで再生、停止、スキップや音量の調整などの基本的な操作に加えて、Amazon Musicの楽曲から楽曲名やアーティスト名、年代、ジャンルなどを指定して再生もできる。

 ローカルネットワーク上のミュージックサーバーやUSBメモリーに保存したDSDファイルやハイレゾ音源の再生もでき、DSDファイルは5.6MHzまで、PCM系ファイルは192kHz/24bitまでの再生に対応。DSD、WAV、FLAC、Apple Losslessファイルのギャップレス再生も可能だ。

 サイズは幅280mm×高さ111mm×奥行き303mmで、重量約3.4kg。シンメトリーレイアウト、3ピースのフロントパネル、スターマークなど、マランツ伝統のデザインを踏襲し、ボディカラーはシルバーゴールドとブラックの2色を用意。イルミネーションの色はホワイト、ブルー、グリーン、オレンジの4色から選べ、現行機はデフォルトがブルーだったが、新モデルではホワイトに変更している。

B&W「707S2 B」と組み合わせた「Premium System」(システム合計価格 : 22万7000円)と「607B」と組み合わせた「Standard System」(同:16万円)を用意する
B&W「707S2 B」と組み合わせた「Premium System」(システム合計価格 : 22万7000円)と「607B」と組み合わせた「Standard System」(同:16万円)を用意する
DALI 「OBERON1」と組み合わせた「DALI System」(システム合計価格:12万7000円)
DALI 「OBERON1」と組み合わせた「DALI System」(システム合計価格:12万7000円)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]