フェイスブックジャパンは3月15日、Instagramの責任者を務めるアダム・モッセーリ氏の来日にあわせ、記者会見を実施した。そのなかで、東京にInstagramのプロダクトチームを立ち上げると発表した。米国外でプロダクトチームを設置するのは日本が初となる。
チームの詳細についてはまだ調整中としつつ、エンジニア、リサーチャー、アナリストが集結する。チームのトップには、現Instagramのデザインヘッドを務めているイアン・スパルタ―氏が就任するという。具体的な立ち上げ時期については、2019年夏ごろを見込んでいる。
モッセーリ氏は、日本でのチーム設置について「プロダクトチームを立ち上げる国として、日本以外の候補は上がったことはない。チームを立ち上げるということは、経済的なだけでなく経営陣がこちらに来る時間なども非常に大きな意味を持つ」とし、「日本は(Instagramが)著しく成長している国であり、われわれも大切な市場。日本のユニークで文化的な側面を見ることも重要であり、リスクを取るに値すると判断した」という。
チーム構成も検討中だが、日本の文化をきちんと理解し、日本語がわかる人物が理想という。まずは小規模でスタートし、米国のプロダクトチームとも連携を取れるよう、日本チームとの連携スタッフも用意する。規模拡大についてモッセーリ氏は、「まずは一つのことに注力してから次のステップに移る。いかなることに対しても、このアプローチを実施する」とする。
チームでは、日本市場に対しての理解と洞察を深め、プロダクトのさまざまな調整を進める。日本は、Instagramの新しいトレンドが生まれやすい国であり、ローカルサーチ、ストーリーズ、ハッシュタグの検索など、活用が他国と比べて早かったという。こうしたトレンドをキャッチし、日本からインスピレーションを得るのも一つの仕事であり、国内だけでなく全世界の幅広いコミュニティで使われるようなプロダクトも開発するとしている。
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