シャープは2月27日、肩掛けスピーカー「AQUOS サウンドパートナー」に、迫力ある音質を楽しめる「AN-SX7A」(想定税別価格:3万円前後)を追加した。約88gの軽量ボディを持つ「AN-SS1」(同:1万4000円前後)にも新色「ROSE GOLD」と「MINT GREEN」を投入する。
AQUOS サウンドパートナーは、2018年11月に登場。2018年度に前年度から約7倍に販売台数が拡大したとも言われるウェアラブルネックスピーカーで、軽量ボディと約13.5時間の長時間再生を実現している。
シャープでは、ウェアブルネックスピーカーのトレンドは、音楽や映画を集中して楽しみたい「没入派」と、家事などをしながら楽しみたい「ながら派」に二極化すると分析。AN-SX7Aは没入派向けに重低音再生に力を入れたほか、独自の「ACOUSTIC VIBRATION SYSTEM」により、振動する機能も備えた。
本体重量は280gで、高さ46mm×幅227mm×奥行き181mmのボディサイズになったが、ACOUSTIC VIBRATION SYSTEMを搭載。これは、蛇腹構造のユニットが重低音に合わせ、大きく伸縮することで振動する仕組み。60Hz付近で振動が最大になるよう設計されているという。
シャープでは、この仕組みの開発を2013年にスタート。パッシブラジエーター型や骨伝導、蛇腹振動とバスレフ型など、約6年間にわたり試作を重ね、ACOUSTIC VIBRATION SYSTEMとして商品化したという。
ドラマやバラエティ視聴に最適な「標準」、映画やゲーム再生向きの「ダイナミック」、人の声が聞き取りやすい「ボイス」の3つのモード切り替えが可能。音声遅延の少ないaptX LLに対応し、映像と音の一体感を追求している。
AN-SS1は、現行のブラック、ホワイト、ブルーに加え、ROSE GOLDとMINT GREENをラインアップ。ベーシックカラーにトレンドカラーを取り入れることで、ファッションアイテムとしてのニーズにも対応。女性や若年層といった需要層を開拓したい意向だ。
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