クルマの個人売買マーケットプレイス「Ancar(アンカー)」を運営するAncarは2月22日、新機能「おまかせ出品」の提供を開始すると発表した。
おまかせ出品は、売却を希望する利用者のクルマを預かり、車両検査後に最低買取保証金額を支払う(最短3日)ことが特徴。その後、Ancarに預かったクルマを出品し、売買成立時に高く売れた収益の一部がさらに入金される仕組みだ。また、CtoC売買不成立でも、一般的な買取相場と同水準以上の買取保証金額で買取が行われるため、希望者は最低でも他の買取店に売却する以上のメリットを感じられるという。
Ancarは、「クルマに乗りながら売れる」「安全に取引が完了したら入金される」というメリットがあり、「じっくり高くクルマを売りたい」売却希望者に利用されているという。その一方で、「次のクルマを買う頭金としてすぐにお金がほしい」「保管場所の問題ですぐにクルマを手放したい」という希望者も多く、即金の希望者はAncarを活用したCtoCでの売却を断念せざるを得なかったと説明する。
また、従来中古車が買取されている市場では流通構造上、買取業者や業者オークションなど複数の中間業者が介在し、中間コストが多重に発生するため、通常の買取業者による中古車の買取では、 店頭販売価格よりもはるかに安い金額で買取されていたと指摘。売却希望者の多くは、駐車場代や税金などのランニングコストを考慮し、早くクルマを手放し現金化したいため、本来価値のあるクルマを安く売却せざるを得なかったという。
同社では、今回開始したおまかせ出品によって、こうした課題を解決できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果