メルカリ傘下で決済事業を手掛けるメルペイは2月13日、フリマアプリ「メルカリ」において、スマートフォン決済サービス「メルペイ」のiOS版を提供開始した。Android版については今後提供するとしている。
メルペイは、メルカリアプリから利用可能(バージョン4.0へのアップデートが必要)。これまでの取引を通じて保有している売上金を、コンビニエンスストアやレストラン、ドラッグストア、ファーストフード店などで利用できる。メルペイに対応するのは、Apple Payが利用できるiOS 10.1以上かつiPhone 7以降のモデルが対象となる。
また、売上金以外にも、銀行口座からのチャージにも対応。口座を登録することで、売上金の振込申請期限(180日間)がなくなるほか、売上金を決済に使うときに必要なポイントへの交換の手間を省くことができる。なお、チャージ用の口座登録は、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などのメガバンクをはじめ、地方銀行にも対応する。
さらに、メルペイ提供第一弾として、三井住友カードとの事業連携を通じ、NTTドコモが推進する非接触決済サービス「iD」にiOS先行で対応。全国約90万か所の「iD」加盟店で売上金を使って決済でき、メルペイ側で発行した電子マネーカードをApple Payと紐付けるだけで設定完了となる。
メルペイは、2017年11月に金融関連の新規事業を目的に、メルカリの100%子会社として設立。同社では、「信用を創造して、なめらかな社会を創る」をミッションとし、将来的には、決済手段だけでなく、新たな信用の創出、多様な金融サービスの提供を目指している。
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