科学・技術・工学・数学(STEM)教育の教材として、ロボットアームは魅力的だ。プログラミングの学習に最適なのだが、入手しやすい物は精度が高くなく、工作などの用途には使いにくいという。
それに対し、現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中のロボットアーム「Hexbot」は、一般向けでありながら産業用並みに精度が高いとしている。
Hexbotは、サイズ175×128×315mmのデスクトップで使用可能な4軸ロボットアーム。位置決め精度が0.1mm、位置繰り返し精度が0.05mmあり、正確な動作が可能という。可搬重量は500g、最大リーチは380mm、最大速度は500mm/s。
アームの先端は交換式になっていて、ワンタッチで各種モジュールに取り換えられる。モジュールをペンホルダーにすればXYプロッターのように絵を描かせ、吸着カップやグリッパーにすれば物を移動させられる。さらに、レーザー刻印機や3Dプリンターとしても使える。
制御は、WindowsまたはMac用のソフトウェアで実行。タッチパネル付きカラー画面のコントローラーでも操作可能。APIも用意されており、ほかのソフトウェアからの制御にも対応している。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月9日まで。記事執筆時点(日本時間1月21日17時)でキャンペーン期間は47日残っているが、すでに目標金額5万ドル(約548万円)の7倍近い約34万ドル(約3724万円)の資金を集めている。
Hexbotの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス