AMDはCES 2019において米国時間1月9日、世界で初めて7nmプロセスを採用したゲーミングGPU「Radeon VII」を発表した。AMDの最高経営責任者(CEO)を務めるLisa Su氏が基調講演で、次世代「Vega」アーキテクチャをベースとするこのプロセッサについて、「当社がこれまで構築してきた中で最も強力なゲーミングGPU」と評した。
ハイエンドなこのGPUは、最大1.8GHzで動作する演算ユニットを60基搭載する。16GバイトのHBM2メモリを備え、1TB/秒のメモリバンド幅を実現する。
「Adobe Premiere」と人気の高いオープンソースの3Dモデリングアプリケーション「Blender」で、30%近い性能向上がみられる。「Battlefield V」では「Radeon RX Vega 64」と比べて最大35%、「Fortnite」では最大25%高い性能を実現するという。
2月7日に699ドル(約7万6000円)で発売される予定。期間限定で、「Resident Evil 2」「Devil May Cry 5」「Tom Clancy's The Division 2」がバンドルされるという。
Su氏はさらに、Googleが「Radeon Pro」を、同社のゲームストリーミングプロジェクト「Project Stream」用のGPUとして採用したことを発表した。
Su氏は、AMDにとって初めてのCESでの基調講演となったこの機会を利用して、7nmプロセス技術を採用したAMDの第3世代「Ryzen」プロセッサも披露した。このプロセッサは2019年半ばに発売される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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