ソフトバンクとヤフーのジョイントベンチャーであるPayPayは12月13日、スマートフォン決済サービス「PayPay」において展開している「100億あげちゃう」キャンペーンを同日の23時59分に終了すると発表した。今後は決済額の0.5%を還元するという。また、新たなキャンペーンなどを実施するとしている。
このキャンペーンは、12月4日から開始したもの。PayPayで支払いをすると、支払額の20%がPayPayの残高として還元(月最大25万円までの支払いに適用)される。また、40回に1回の確率で支払額の全額が還元(月最大10万円まで)され、Yahoo!プレミアム会員は確率が20回に1回、ソフトバンクとワイモバイルユーザーは確率が10回に1回当たるとしていた。
ファミリーマートや松屋、ポプラ、白木屋のほか、ビックカメラやヤマダ電機、上新電機といった家電量販店など高額商品を扱う店舗もキャンペーンの対象となっていたため、キャンペーン開始時からサービス利用が急増。対応店舗では、レジの混雑具合などがSNSでたびたび話題となっていた。本来なら、2019年3月31日まで実施する予定だったが、開始後10日で100億円に達したとしている。
PayPayは、ソフトバンクビジョンファンドが出資するインド最大のモバイル決済サービス「Paytm」の技術をベースにしたキャッシュレス決済サービス。あらかじめ銀行口座からチャージした電子マネー(PayPay電子マネーまたは、Yahoo!マネー)と、クレジットカードによる2種類の支払いに対応しており、店舗などの事業者が表示したQRコードをユーザーがアプリで読み取る「ユーザースキャン」方式と、ユーザーがアプリで表示したコード(バーコード、QRコード)を店舗側がレジなどで読み取る「ストアスキャン」方式の2通りが利用できる。
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