Delta Air Linesは、米国のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(ATL)において、顔認証でチェックインや手荷物預け入れなどが済ませられるシステムを12月に運用開始すると発表した。2019年には、デトロイト・メトロポリタン国際空港(DTW)の搭乗手続きでも顔認証を使えるようにする。
アトランタ国際空港でこの顔認証システムを運用するのは、国際線Fターミナル。同空港からDelta Airのほか、Aeromexico、Air France、KLM Royal Dutch Airlines、Virgin Atlantic Airwaysの便で米国外へ直接向かう搭乗客は、国際線出発ロビーにあるセルフサービスチェックイン端末と預け入れ手荷物カウンター、手荷物保安検査場、Fターミナルの搭乗ゲートという4カ所で、顔認証による手続きが選べる。また、国際線到着便のFターミナル入国審査も、顔認証に対応する。
Delta Airは、10月半ばにアトランタ国際空港で顔認証システムの試験運用を開始したところ、1週間当たり2万5000人弱が顔認証を選んだ。選ばなかった人の割合は2%以下だったという。搭乗にかかる時間は、顔認証によって1人当たり平均2秒短縮され、ワイドボディー機だと全体で9分の短縮につながった。
なお、顔認証による手続きは、搭乗客が使用するかどうか選択可能。顔認証を使わず、従来と同じ手続きでも搭乗できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス