楽天、インドに「技術研究所」を開設--FinTechや物流など研究

　楽天は12月3日、インターネットの未来を予測し、新たなテクノロジーを創出するための研究機関「楽天技術研究所」の新規海外拠点として、11月30日付でインドのバンガロールに「楽天技術研究所 Bengaluru」を開設したと発表した。

　楽天技術研究所は、すでに東京をはじめ、パリ、ボストン、シンガポール、サンマテオに研究拠点を開設。今回新設する楽天技術研究所 Bengaluruは、インドにおいて初の拠点かつ、世界で6拠点目となる。

　楽天技術研究所 Bengaluruにおける主な研究開発領域は、（1）FinTech領域におけるディープラーニングを活用した不正検知技術の研究、（2）主にEコマースや医療分野における画像認識の応用技術（マシンビジョン）の研究、（3）物流ロボティクスなどを活用した倉庫内業務の自動化による物流効率化の研究の3つ。

　楽天技術研究所では、産学連携にも積極的に取り組み、教育機関との人材交流や学術的な最先端分野を取り入れた研究を進めているという。今回新設した楽天技術研究所 Bengaluruでは、インドのさまざまな研究大学との連携の拠点となるとともに、現地の優秀な技術者と、楽天グループサービスの開発に関わる研究機会を創出するとしている。