LEGOブロックを裸足で踏んでしまう危険性についていろいろ言われることがあるが、LEGOには別の潜在的な危険も潜んでいる。ブロックを飲み込んでしまうことだ。では飲み込んでしまったブロックが排せつされるのにどれくらいかかるだろうか。
小児医療ブログのDon't Forget the Bubblesと関係がある国際的な研究チームが、その質問に回答すべく、風変わりな実験を行った。6人の医師がそれぞれ「LEGO ストレージヘッド」を飲み込み、どれくらいで排せつされるかを見極めるために自分の排せつ物を調べた。
医師は各自、「見つけて回収するまでの時間」(Found and Retrieved Time: FART)のスコアを記録した(編集部注:ちなみにfartは「おなら」を意味する)。排せつされるまでの平均時間は1.71日だった。「おもちゃのブロックは成人の被験者からすぐに排せつされ、合併症も伴わなかった」と、現地時間11月22日にオンラインで公開された学術誌のJournal of Paediatrics and Child Healthで発表された研究でチームが結論を述べた。
研究者たちは、この情報が心配する保護者を安心させるのに役立つことを望んでいるというが、この研究には注意点がある。医師たちはこの研究がとりたてて厳密なものではないことを明らかにしていて、「クリスマス前のちょっとした楽しみ」だと認めている。
研究チームはまた、成人の被験者から集めたデータがLEGOブロックを飲み込んでしまった幼児には適用されないかもしれない点と、サンプルのサイズが小さすぎたため「LEGOブロックを飲み込んだすべての人」に適用される結論には達しなかった点にくぎを刺している。
この研究は、やや身もだえするような結果に終わっている。飲み込まれたLEGOのストレージヘッドのうちの1つが、2週間経ってもまだ行方不明なのだ。だが医師たちは、この失踪をそれほど心配していないようだ。
「おそらく今から何年も先のある日、結腸内視鏡検査を行う胃腸科の専門医が、自分を見つめるストレージヘッドを発見するでしょう」と医師たちは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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