阿里巴巴集団(アリババグループ)による中国のオンラインショッピングイベント「独身の日」が、取引額の記録をさらに塗り替えた。
アリババは現地時間11月11日、毎年恒例の24時間に及ぶ同イベントの取引額が2135億元(約3兆5000億円)に達し、2017年に記録した1683億元(当時のレートで約2兆8800億円)を上回ったと述べた。これまでの集計で取引額の上位を占めたのは、小米科技(シャオミ)、Apple、Dysonの製品だという。
日付に数字の1が並ぶことから中国では「独身の日」とも呼ばれる11月11日に、毎年開催されるようになった「11.11 Global Shopping Festival」は、おそらく世界最大のオンラインショッピングの祭典だろう。このアジア版ブラックフライデーは、現在アリババの最高経営責任者(CEO)を務めるDaniel Zhang氏が2009年、アリババのショッピングプラットフォーム「天猫国際(Tmall Global)」に買い物客を集めるために開始したものだ。
「独身の日」は、ブラックフライデーやサイバーマンデーなど世界の同種のイベントをはるかに凌いでいる。2017年のブラックフライデーにおけるオンライン売上高は、50億3000万ドル(約5700億円)だった。
18万を超える中国および世界のブランドが、10回目を迎えた「独身の日」に参加した。イベントでは、シルク・ドゥ・ソレイユやマライア・キャリーさんらによるパフォーマンスもテレビ中継された。
「独身の日」は、中国のシングルたちが独身であることを大いに楽しむ、一種の「反バレンタインデー」として始まった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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