マザーボードや周辺機器などを製造する米Super Microは顧客に書簡を送り、自社製品を検査して、報じられたスパイチップの証拠の有無を確認すると伝えたという。Reutersが報じた。
この報道によると、Super Microは顧客に宛てた10月18日付の書簡の中で、Bloombergが10月上旬に掲載した記事に言及し、「不正なハードウェアチップが存在するという証拠はないが、われわれは記事の主張にさらに対処するため、複雑で時間のかかる検査に着手する」と述べたという。
AppleとAmazonから知的財産や企業秘密を収集するために中国製スパイチップが使われた可能性があると、Bloombergは報じた。この報道によると、それらのチップはカリフォルニア州サンノゼに本社を置くSuper Microのために中国で製造されたマザーボードに組み込まれており、これについて米政府が2015年に極秘捜査を開始していたという。
Super Microはこれらの主張を否定している。同社にコメントを求めたが、すぐに回答を得ることはできなかった。
AppleとAmazonもBloombergの報道内容を否定している。Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は先週、Bloombergに記事の撤回を求めた。
Bloombergは記事の撤回に応じておらず、記事は政府や企業の情報筋の話に基づいていると主張した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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