ドコモは同日、レンディングプラットフォームの発表と同時に、2018年冬〜2019年春に向けた新商品発表会も開催。すでに発表されているグーグルの「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を含めた11機種を発表した。吉澤氏は「顧客のニーズに合わせてバラエティに富む端末を提供することは、携帯電話事業者にとって大切なこと。年2回の新商品発表会を非常に楽しみにしている」と話し、他社が新端末の発表を縮小する中、端末発表会を重視する姿勢を明確にした。
今回の端末発表で吉澤氏が重点を置いたポイントの1つは、月額1500円が値引きされる料金プラン「docomo with」。同プランは9月に300万契約を突破するなど、好調に契約数が伸びていることから、今回新たな対象機種として「AQUOS sense2 SH-01L」「Galaxy Feel2 SC-02L」「らくらくスマートフォン me F-01L」の3機種を投入することを明らかにした。
そして、もう1つは2017年に発売した2画面スマートフォン「M」に続く、新しい利用スタイルを提案する2つのオリジナル端末だ。これらはいずれも「スマートフォンが大型化する一方で、もう少し軽くて小さい、シンプルな携帯電話が欲しいというニーズに応えた」(吉澤氏)もので、いずれも音声通話を重視した、非常にコンパクトなサイズが特徴となっている。
1機種目は、ZTE製の「ワンナンバーフォン ON 01」。1つの電話番号をスマートフォンと共有する「ワンナンバーサービス」に対応した、スマートフォンの子機というべき端末だ。フィーチャーフォンのキー部分だけを取り出したようなデザインで、使い勝手もフィーチャーフォンを強く意識したものになっている。
2機種目は、京セラ製の「カードケータイ KY-01L」。名刺入れに入るカード型の超小型フィーチャーフォンで、ディスプレイに電子ペーパーを採用し省電力を実現。それでいてVoLTEに対応し、ウェブも閲覧できるほか、Wi-Fiによるテザリングも利用可能であるなど豊富な機能も備える。吉澤氏によると、こちらの端末は「ビジネスとプライベートで別の番号を使える」ことが、ワンナンバーフォンとの大きな違いになるという。
さらに吉澤氏は、通信速度の高速化についても言及。2019年春に発売予定の「Wi-Fi STATION HW-01L」を用いることで、東名阪の一部で受信時最大1288Mbps、送信時131.3Mbpsの通信速度を実現するとのこと。下りの最大速度が1Gbps超えを実現することで「5G時代が見えてきた」と吉澤氏は話し、今後も快適なネットワーク提供のためネットワークを強化するとしている。
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