スペースマーケットは9月27日、岐阜県関市と連携し、10月6~7日に実施される「関市刃物まつり」で、イベント民泊を実施すると発表した。
刃物まつりは、毎年約25万人の来場者がありながら、市内のホテルの客室数は100室程度と限られており、来場者のほとんどが日帰りで、集客力に見合った経済波及効果を、地域の中で生み出せていない課題があったという。
このような状況から、関市とスペースマーケットは、刃物まつり開催に合わせてイベント民泊を実施し、供給を上回る宿泊需要を吸収することで、地域経済の活性化を図る。
スペースマーケットは、観光庁の定めるガイドラインに沿ったイベント民泊ノウハウを提供するとともに、「スペースマーケットSTAY」サイト上に、刃物祭りのまとめページを作成し、集客を支援。さらに、民泊スペース提供者に対し、掲載からイベント当日までサポートする。
スペースマーケットは、さまざまな場所をネットで1時間単位から簡単に貸し借りできる「時間貸し」のマーケットプレイスとして、2014年にサービスを開始。一方の岐阜県関市は、ドイツのゾーリンゲン、イギリスのシェリンガムと並ぶ世界三大刃物の町として知られ、6月14日に、観光産業のインフラとして民泊を活用していくことを目的に、スペースマーケットと包括協定を締結している。
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