小学生向けプログラミング教育事業を展開するCA Tech Kidsは9月24日、小学生向けのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix(テックキッズグランプリ)」の決勝プレゼンテーションを開催し、各種受賞者を発表した。
Tech Kids Grand Prixは、21世紀を担っていく、すべての小学生を対象にしたプログラミングコンテスト。IT企業10社を含む13団体のサポートと、渋谷区、渋谷区教育委員会の後援のもと初開催した。
同日には、国内外から集まった1019件のエントリーより、一次審査、二次審査を経て選出された「ゲーム部門」「自由制作部門」それぞれ6名ずつ計12名の小学生が、自身の作品を発表する決勝プレゼンテーションを開催。ミクシィ、サイバーエージェント、Cygames、東京急行電鉄、グーグル、孫正義育英財団の協賛各社が審査員として参加し、各賞の受賞者を決定した。
総合優勝に選ばれたのは、小学5年生の宮城采生さん。動物ブロックの重さやスピードなどを考えつつ、相手(CPU)のブロックと押し合いながら自分のブロックを先に敵陣にゴールさせる“押し相撲”ゲーム「オシマル」を開発した。
ゲーム部門では、同じく宮城さんの「オシマル」が1位。続いて、シンプルなデザインで1人または対戦プレイができる新感覚ゲーム「Point vs. Line」を開発した小学6年生の羽柴陽飛さんが2位、地球を守るため得点(光年)を競う王道シューティングゲーム「宇宙突戦争」を開発した小学3年生の長谷部環さんが3位となった。
自由制作部門では、自分の好きな刺繍の図案を簡単に作成できるiOSアプリ「写刺繍」を開発した小学6年生の菅野晄さんが1位、天候に合わせた服装を提案するアプリ「今日の洋服何着てく?」を開発した小学5年生の澁谷智希さんが2位、冷蔵庫にある食材で作れる料理を提案するiOSアプリ「たべガチャ」を開発した小学5年生の吉田拓隼さんが3位となった。
協賛企業賞では、ミクシィ賞をゲーム部門で2位だった「Point vs. Line」が再び受賞。サイバーエージェント賞は、英語がわからなくても“日本語だけ”で書けるプログラミング言語「うんちく」を開発した小学6年生の柴田謙さんが受賞した。
Cygames賞は、ゲーム部門で3位だった「宇宙突戦争」が受賞。東急電鉄賞は、世界中のベジタリアンが食事を楽しむために開発した3カ国語対応のサポートアプリ「Veg-菜」を開発した小学6年生の大嶺結葉さんが受賞した。GooglePlay賞は、素数をゲーム感覚で覚える学習ゲーム「素数の世界」を開発した小学3年生の齋藤之理さんが受賞した。
最後に一般投票によるオーディエンス賞は、自由制作部門で1位に選ばれた「写刺繍」が再び受賞した。
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