マニュアル作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz」を運営するスタディストは9月25日、タイにおいて有価証券投資やコンサルティング業務を展開するMHCB Consultingと、会計・税務顧問や設立・M&AサポートなどをしているJ-Crownとともに、合弁会社Studist(Thailand)を設立したと発表した。
合弁会社では、Teachme Bizの販売・マーケティングなどを行う。10月1日より事業を本格開始し、製造業や飲食業、小売業を中心に、2020年2月末までに同国で180社の導入を目指す。資本金は200万バーツ(約700万円)。出資比率は、スタディストが49%、MHCB Consultingが48%、J-Crownが3%。代表者はスタディストの豆田裕亮氏。
Teachme Bizは、スマートフォンやタブレット、PCで簡単に業務マニュアルや手順書を作成できるプラットフォーム。マニュアルの作成時間を従来比で5分の1(同社調べ)に短縮できるほか、閲覧、共有、マニュアルの改定が容易になるとしている。2013年9月に提供を開始し、2018年9月現在で国内の2100社以上に導入されており、2年で約3倍の伸びを見せているという。
同社では、2月にタイ王国内の現地法人であるキヤノンマーケティングジャパングループのMaterial Automationおよび、日本駐車場開発のタイ現地法人であるNPD Healthcare Serviceと提携。海外展開を開始したが、すでに大手日系企業の現地法人など10社に導入されており、現地での需要が高いと判断し、本格参入を決めたという。
特に同国に進出した日系企業では、現地従業員の入れ替わりが激しく、安定した事業運営のための人材の即戦力化に大きな課題を抱えていることから、MHCB ConsultingとJ-Crownの協力を得て、合弁会社を設立することになったという。
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