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デノン、「孟宗竹」を使ったリアルウッドヘッドホン--白河工場で“匠”が組み上げ

加納恵 (編集部)2018年09月07日 11時23分
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 ディーアンドエムホールディングスは9月7日、デノンブランドからハウジング部に竹を使ったヘッドホン「AH-D9200」を発表した。軽さと強さを兼ね備え、雄大かつナチュラルな再生音が得られるという。発売は9月下旬。想定税別価格は19万5000円になる。

「AH-D9200」
「AH-D9200」

 デノンでは、ハウジング部に木材を使ったヘッドホンを「リアルウッド」シリーズとして展開。ウォルナットを用いた「AH-D7200」やゼブラウッドによる「AH-D5200」をラインアップしている。

 AH-D9200には、高知県産の「孟宗竹」を採用。軽さと強さを併せ持つ孟宗竹だが、1本ごとに含水率が異なり、物性を安定させるのが難しいとのこと。そこで、竹材の加工は、高知県に本拠地を置くミロクテクノウッドが担当した。

 ミロクテクノウッドは、国内唯一の猟銃メーカーで、猟銃の手に触れる部分に木材を用いるため、加工技術に長ける。最近では、高級車に搭載される木製ハンドルやインテリア製品を製造しており、今回はじめてヘッドホンのハウジング部を手がけた。1本の竹から7~8個分のハウジングが作れるとのこと。ツヤのありなしや色味など、デノン側のこだわりを形にしていくのが大変だったという。

ハウジング部の製作工程
ハウジング部の製作工程

 高知で作った竹のハウジング部は、そのほかのパーツとともに、福島県白河市にあるD&M白河工場で組み立てられる。組み立てを担当するのは、専任の担当者。検査、梱包まですべての工程を専任で行うことで、高い品質を確保している。

 白河工場は、ハイエンドの単品オーディオ製造で知られ、ヘッドホンの生産は今回がはじめて。測定器など設備を整えるのに約1年がかかったという。

 50mmの「ナノファイバー・フリーエッジ・ドライバー」を搭載し、低歪かつ低域の量感豊かなサウンドを実現。「ハイファイの音をそのままヘッドホンにシフトさせる」をコンセプトに、ナチュラルかつ繊細で、広がりのある音を再生できるとしている。

 アルミダイキャストを使ったハンガー部に加え、通常の2倍の耐久性を備える人工皮革により、耳に優しいイヤーパッドを開発。快適な装着感を追求した。重量は約375g。再生周波数帯域は5Hz~56kHz。ケーブルは着脱式で、3.0mのシルバーコートOFCケーブルと1.3mのOFCケーブルが付属する。

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