ウォーリー(米国ではWaldoと呼ばれている)は、赤と白の派手なボーダーシャツと帽子を身につけているにもかかわらず、驚くほど見つけるのが難しい。
「ウォーリーをさがせ!」という絵本でウォーリーを見つけるのに苦労している人にとっては朗報だ。あなたに代わってウォーリーを見つけてくれるロボットが登場した。
米国の広告制作会社redpepperが米国時間8月8日に公開した動画では、このロボットがウォーリーを探す様子を見ることができる。このロボットはGoogleの人工知能(AI)サービスである「Google Cloud AutoML」の「AutoML Vision」を利用しており、ウォーリーの独特の風貌を見つけ出せるよう訓練されている。
ロボットの手が、絵本のページ上のどこにウォーリーが隠れているのかを実際に指し示してくれる。血の気のないゴムっぽい材質の手は、多くのロボットハンドと同様、少し不気味さを感じさせるものがある。
この試作ロボットは「Raspberry Pi」コンピュータによって制御されている。動作時には、アームが伸び、開かれたページの写真を撮った後、ページ上に描かれているすべての顔を抽出し、Googleのサービスに引き渡す。AIが95%以上の確度でウォーリーだと判断した場合、ロボットの手を動かしてウォーリーを指し示す。
redpepperによると、今のところウォーリーを見つけ出した最速のケースは4.45秒ちょうどであり、ほとんどの5歳児に勝つ速度だという。おそらくは、大人の多くもこれには勝てないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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